ラーメン
【日本発祥?】つけ麺の由来や歴史を紹介!家でできるレシピも紹介!
2022.06.16
日本で時に人気の高い「つけ麺」。食べるのは好きという方でも。発祥や由来まで知っている方は少ないのではないでしょうか?本記事では、つけ麺の由来や家でできる家系のレシピを紹介します。「つけ麺っていつからあるものなの?」「つけ麺って家でも食べられる?」上記の様な疑問をもった事はありませんか?つけ麺は、日本で人気の麺料理ですが、発祥がどこなのかやいつ生まれたものなのかは知らない方が多いのではないでしょうか?本記事では、
- つけ麺の歴史
- ラーメンとつけ麺の比較
- 家で楽しめるつけ麺レシピ
をご紹介します。ぜひ、参考にしてください。
1.つけ麺とは
つけ麺とは、麺とスープが別々の器に盛られており、麺をスープにつけて食べる料理です。スープは、豚骨や鶏に魚介を加えたもので濃厚でありながらあっさりとしているのが特徴です。つけ麺は一度麺を茹でた後水で締めてから、温かいつけ麺につけて食べます。麺とスープを別にしていることで以下の様なメリットがあります。
- 麺自体の味とスープ自体の味を別で楽しめる
- ラーメンと比べるとスープが薄まることなく食べられる
- 比較的濃い味付けのため、スープ割り(麺を食べ終わった後のスープにだし汁を入れてスープを割ること)を楽しめる
ラーメンでは得られないメリットが多くあります。
2.つけ麺の歴史
つけ麺は、大勝軒のオーナー山岸一雄さんが昭和30年頃に作り上げた説が有力と言われています。
この料理が生まれた当初の姿は、山岸さんが17歳の時に務めた修行店で、残ってしまった麺をスープと醤油のつけ汁で食べていたというまかない料理でした。その後、同じ店で修行していた先輩がお店をオープン。その店で店長として働いていた山岸さんは、店長になってもこのまかない料理を食べていました。
ある時、山岸さんのこの姿を見た常連客が試食した所、美味しいと評価が高かったそうです。この客の評価のおかげで、このまかないをメニューにしたら売れるかもしれないと感じた山岸さんは、多くの試行錯誤の末、もりそば(つけそば)を完成させた。
ちなみに、大勝軒で食べるつけ麺は「もりそば」と呼ばれています。つけ麺という名前が使われ始めたのは、1973年頃の元祖つけ麺大王によるものとされています。
3.つけ麺の美味しい食べ方
つけ麺には、その味を最大に引き出すための食べ方が存在しています。
もちろん自分の好みに合わせて食べるのが一番良いのですが、ここからはつけ麺をより一層美味しく食べるためのおすすめの食べ方を紹介します。ぜひ、参考にしてみて下さい。
(1)最初は麺のみで食べる
最初はつけ汁につけることなく、麺のみで食べてみましょう。つけ麺は、一度温めた麺を水で冷やしますが、これは麺本来の味を引きだすためだからです。麺を水で冷やすことによって余分なぬめりを洗い流せる上に、お湯の熱で伸びた麺を引き締めてしっかしとしたコシの強さも引き出すことに成功しています。
特に人気店のつけ麺は、つけ汁につけなくても味がしっかりとついていることに驚く方も多いでしょう。お店によっては、スープとは別に麺につけるための塩を提供してくれるところもあります。
(2)スープにつける時は素早く麺をくぐらせる
つけ麺をスープにつける動作は素早く行なうことをおすすめします。最初に麺だけを食べて楽しんだら、後はスープに付けて食べるのみです。しかし、麺をすぐに食べないでスープに付けておくと、スープがすぐに冷めてしまいおいしさが半減してしまいます。
冷めても美味しいお店もありますが、それは一部のお店のみです。麺をスープにつける際は、できるだけ一口で食べられる程度にして素早くスープにつけていただくのがおすすめです。また、麺を水で締めることなく熱いままで食べられるつけ麺もあります。このつけ麺はスープが冷めにくいというメリットはあるものの、先述した麺本来の味を楽しめなくなってしまうためです。
(3)スープ割りで美味しく
つけ麺を食べ終わったら、ぜひスープ割りを楽しみましょう。
スープ割りは、濃い汁に出汁を入れて味の変化を楽しむためのものです。蕎麦を食べた後に出される蕎麦湯に由来すると言われています。新たな出汁を加えることで、スープの味が変化して最後まで飽きることなく食べられます。お店によっては、日替わりでスープ割専用出汁を作っている所があります。いろんなお店の出汁を飲んでみて、自分が最も美味しいと思うスープ割を見つけることも楽しみの1つです。
4.つけ麺とラーメンの違い
つけ麺は、スープに入っている事以外ラーメンとよく似ています。
しかし、食べ方やカロリーが大きく違います。ラーメンやつけ麺などの麺料理は食べたいけど、太りたくないという方はぜひごらんください。ここではつけ麺とラーメンの食べ方やカロリーの違いについてご紹介します。
(1)食べ方の違い
らーめんとつけ麺の違いは、麺とスープが別れているかどうかです。ラーメンとは、中華味のスープに麺が入っており、トッピングとして麺とチャーシュー、味付け卵をのせた料理のことです。
つけ麺とは、麺とスープが別々になっていて一口ずつ麺をスープにつけ食べる料理です。つけめんは、ラーメンと比べると麺は冷たく、麺をつけるスープはラーメンよりも味が濃い目になっています。また、ボリュームを出すためにラーメンよりも麺の量が多くなっています。
(2)カロリーの違い
ラーメンとつけ麺のカロリーの違いは以下の通りです。
つけ麺 | 醤油ラーメン | |
カロリー(1食分) | 647kcal | 470kcal |
参考:カロリーSlism
表からも分かる通り、ラーメンよりもつけ麺の方がカロリーが高くなっています。つけ麺は、麺のボリュームをラーメンの1.5〜2倍の麺量にするお店が多くカロリーが少し高めです。もし、ダイエットを考えているのであれば、つけ麺を選ぶ事は控えてラーメンを選ぶのがおすすめです。
ただ、ラーメンでも炭水化物が多く、栄養が偏ってしまう可能性が高いため、野菜をたっぷり乗せたラーメンを選択しましょう。
5. 家で楽しめる美味しいつけ麺のレシピ3選
ここまで、つけ麺のレシピをご紹介してきましたが、実際に食べてみたくなった方がいるのではないでしょうか。しかし、家でつけ麺を作ろうとするとなかなか手間もかかってしまうものです。ここからは、家で簡単に楽しめるおすすめつけ麺レシピを紹介します。
(1)スタンダードなつけ麺
一番食べたいのはやはりスタンダードなつけ麺です。
お店で食べるあの味をご家庭で手軽に作れるように材料はスーパーで食べられるもののみで揃えています。醤油と味噌の合わさったあの香り、ごま油の香ばしい風味を感じられる味わいになっています。
【具材】
- 中華麺 1玉
つけ汁
- 豚バラ肉 30g
- 長ネギ 10cm
A
- 水 200ml
- 鶏ガラスープの素 小さじ2
- しょうゆ 小さじ2
- すりおろし生姜 小さじ1
- すりおろしにんにく 小さじ1/2
- 白すりごま 小さじ1/2
- ごま油 大さじ1
トッピング
- 煮玉子 1個
- メンマ 20g
- チャーシュー 1枚
- のり お好み
【作り方】
- 長ネギをみじん切りにする
- 豚バラ肉を1cm幅に切る
- 鍋でお湯を沸騰させ、中華麺を茹でて水気を切る
- フライパンを中火に熱し、ごま油を挽いて2を炒め色が変わってきたら1を加えて炒める
- 全体に火が通ったらAを入れてひと煮立ちさせ、火からおろす
- それぞれの器に3と5を盛り、トッピングを乗せて完成
【参考】お手軽絶品 濃厚つけ麺
(2)鶏白湯醤油 つけ麺
つけ麺では珍しい鶏白湯つけ麺のレシピです。
本来は鶏ガラを白濁するまで長時間煮込むことでできる白湯スープですが、今回は電気圧力鍋を使い、短時間で調理できるようにしています。一風変わったつけ麺を家でたのしみましょう。
【具材】
- 鶏手羽先 440g
- 玉エギ 140g
- サラダ油 大さじ1/2
- 水 200g
- 酒 100g
- みりん 大さじ1
- 塩 小さじ1/2
- 出汁パック 1袋
- 水 400g
- だししょうゆ 大さじ2と½
- 中華麺 150g
- 青ネギ お好み
【作り方】
【煮玉子作り】
鍋にお玉1杯分の水を入れて卵を入れて中火で6分煮る。その後火を消して半熟卵にする
【スープ作り】
- 玉ねぎを3cm×3cmになるようにざく切りにする。フライパンにサラダ油を入れて炒める
- 鶏手羽先をボウルに入れて、熱湯をかけて霜降りにする。
- 1のフライパンに鶏手羽先の皮目を下にして入れて、焼き目がつくまで焼く。
- 電気圧力鍋に焼いた鶏手羽先、玉ねぎを入れて、水、酒、みりん、塩を入れて20分の調理ボタンを押す
- 鍋に水、だしパックを入れて中火にかけて沸騰したら4分間持続させる。その後、出汁パックを取り出し、軽く絞る。
- 鶏白湯スープが調理し終わったら、圧力を抜き、鶏手羽先を取り出す。
- 手羽先の先の方の鶏皮や身を骨から取り外す。外したものを鍋に戻しいれ、ブレンダーにかけて、とろみのあるスープにする。
- 出来た2種類のスープをあわせて、ブレンダーにかける。
- 8にだし醤油を入れて温めておく。
- 中華麺を茹でる。
- 器にスープを注いで、だし粉と青ネギをかけたら完成。
(3)ピリ辛つけ麺
具沢山でピリ辛のつけ麺です。
とにかく具だくさんで食べごたえがかなりあるレシピなので、育ち盛りのお子様や男性におすすめのレシピです。
【具材】
- 中華麺 2玉
- 豚バラ肉 150g
- 小松菜 1株
- 舞茸 1パック
- メンマ 100g
- にんにく 10g
- 生姜 10g
- 豆板醤 小さじ1/2
- かつおぶし 3g
- めんつゆ 400ml
- 味噌 小さじ1
- 酢 大さじ1
- 白いりごま 大さじ1
- ごま油 適量
- 刻みのり 適量
【作り方】
- 生姜とにんにくはみじん切りにする。小松菜は4cm幅に切り茎と葉を分けておく。舞茸は細かくほぐす。
- メンマは水気を切る。豚バラ肉を食べやすい大きさに切る
- カツオ節に入れ、ラップを乗せずに600W1分加熱する。
- 鍋にごま油を熱し、にんにく、生姜、豆板醤を入れ、弱火でじっくり香りを移す。
- 香りがたってきたら豚バラ肉を加えて中火で炒める。
- 豚バラ肉の色が変わったら、メンマ、舞茸、めんつゆを加えてひと煮たちさせる。
- 中華麺を茹で、ザルにあげて冷水で締め、水気を切る
- 小松菜の茎を加える。味噌を溶き、小松菜の葉を加える。仕上げに白いりごま・酢・粉かつおを入れて混ぜ合わせる。
【参考】簡単♪がっつり食べるピリ辛つけ麺
6. つけ麺はまかないから生まれた料理
本記事では、つけ麺の由来や歴史、おいしい食べ方、家で簡単に食べられるレシピを紹介しました。
つけ麺は日本で生まれ、ラーメンと同じく日本で人気の高い料理の1つです。また、家でも簡単に作れるため身近な料理とも言えますただ、カロリーが高いためダイエット中の方は麺の量を減らしたり、具材の量を減らす工夫をしましょう。