うどん
【離乳食】うどんっていつから食べさせて良いの?
2022.08.19
離乳食としてうどんは食べさせやすい食品の1つです。
お粥とは違い、つるんとした食感があるので、お粥のベタベタが嫌いな子供も食べる事が出来るのではないでしょうか。
食べさせやすいうどんですが、それぞれの年月によって食べられるうどんの硬さや長さが違います。
間違った状態で食べさせてしまうと負担がかかってしまう為、危険もあります。
今回は離乳食でうどんを食べさせる時の注意点やおすすめのレシピなどを紹介していきます。
本記事は
- うどんの離乳食の始め時
- 時期別うどんの調理方法や量
- 離乳食に使えるおすすめレシピ
を紹介していきます。
1.うどんは6ヶ月頃からがおすすめ
うどんは離乳食の進み具合によって食べさせる時期を決める事が好ましいです。
離乳食を始める時期は生後5ヶ月〜6ヶ月が良いとされています。
日本では離乳食を始める際はお粥から始めますが、離乳食を始めて1.2ヶ月くらい経つと食べる事に慣れる子が多いです。
子供の負担を減らす為に慣れてきたところでうどんを取り入れて下さい。
生後5ヶ月から離乳食を始めた場合は6ヶ月頃からうどんを取り入れ、生後6ヶ月から離乳食を始めた場合は7ヶ月頃からうどんを取り入れる様にしましょう。
お粥を嫌がる子でもうどんは好きな子もいますので、是非挑戦してみてください。
2.【時期別】うどんの調理の違いや量の目安
離乳食の開示時期で、調理法や量が変わってきます。
ここからは、うどんの調理の違いや量の目安をご紹介します。
(1)【うどん離乳食】初期
離乳食初期は、飲み込む練習が主な目的となります。
まだ量も少なく、ペースト状にしたうどんしか食べる事が出来ないため、初めて食べさせる時は小さじ1杯から始めて下さい。
徐々に増やしていき、20g程度までは増量可能です。
ペーストの作り方について説明していきます。
うどんは伸びきっている状態までしっかりと茹で、ブレンダーがある場合は煮沸した水やお湯を加え、ペースト状にします。
ブレンダーがない場合はすり鉢で煮沸した水やお湯を加えながらペーストにして下さい。ペーストの硬さは10倍粥と同じくらいまで伸ばせば大丈夫です。
(2)【うどん離乳食】中期
うどんを食べさせる事が不安な方は離乳食中期から始めても良いと思います。
もぐもぐ期となり、唇や舌を使い、もぐもぐする練習をする時期です。
食べさせる量は25g〜50gとなり、硬さもペーストではなくなります。
柔らかく茹でた後、微塵切りから始まり、離乳食中期を終える頃には1cm程度まで可能になります。
食べさせている時に嫌がる場合、うどんの大きさが子供に合っていない場合があります。ペーストに戻してみたりと様子を見ながら大きさを変えてあげて下さい。
(3)【うどん離乳食】完了期
離乳食後期から完了期は歯茎を使用して食べ物を食べたり、前歯で噛んで食べたりする機関です。
量に関しては60g〜80gとなり、大きさも1cm〜5cm程度まで徐々に時間をかけて食べられるようになってきます。
この時期は食べむらや好き嫌いが出てくる時期です。
お粥や軟飯ばかりだと飽きてきますので、うどんを上手く取り入れると喜んで食べる場合があります。
味付けやうどんに入れる具材などを変える事で食べてくれる場合もあるので是非色々とアレンジしてみてください。
3.離乳食でうどんを上げる時の注意点
乳幼児期に様々な食べ物を食べさせる事は味覚の発達にとても重要な事になります。
しかし初めて離乳食としてうどんを食べさせる時は注意が必要です。
うどんを食べさせる時の注意点を説明していきます。
(1)アレルギーに気をつける
初めてうどんを食べさせる時に1番怖いのはアレルギーとなります。
うどんに含まれるアレルギー物質は小麦のたんぱく質になります。
小麦アレルギーは比較的多いアレルギーの1つになり、蕁麻疹や下痢、重篤な場合はアナフィラキシーショックの可能性もあるので注意が必要です。
初めてうどんを食べさせる場合は小さじ1杯から始めてください。
うどんでアレルギーが出なかった場合は小麦アレルギーは無いと思って大丈夫です。
(2)茹で時間の調整
茹で時間をしっかりと調整して下さい。
うどんは種類が豊富にあり、柔らかめから硬くて弾力があるうどんまで様々です。
うどんのパッケージに書いてある茹で時間以上に茹でて下さい。
うどんを選ぶ際も極力、柔らかそうなうどんや子供用のうどんを選ぶようにする事が好ましいです。
硬すぎるとペーストにするのも大変ですし、食べる子供も負担になってしまいます。
できる限り長めに茹でて柔らかくなるようにしましょう。
(3)塩分の調整
うどんの麺には塩分が含まれている商品がほとんどです。
うどんに含まれる塩分は以下の通りです。
うどんの重さ | 塩分 |
20g | 0.06g |
60g | 0.18g |
80g | 0.24g |
1日の塩分摂取量は生後6ヶ月〜11ヶ月までは1日に1.5g未満となっています。
うどんを食べる際はだし汁や少し醤油で風味付けをする場合が多いです。
味付けをした場合塩分があがりやすいので、うどんを食べさせた日は1日の塩分の量を調整する必要があります。
うどんの塩分が気になる場合は子供用のうどんですと塩分が使われていない物や少ない商品もあります。
味覚の土台は離乳食を始めた頃から3歳までにできあがると言われています。
出来る限り薄味を心掛けて素材の味を感じれる様に育てていくと良いでしょう。
4.【便利】離乳食のうどんは冷凍保存がおすすめ
うどんは冷凍保存が可能です。
冷凍する場合はレンジで温めるだけで食べれる状態にしておくと楽です。
離乳食初期の場合はたっぷりお湯で柔らかく茹でたうどんをペースト状にし、10倍粥程度の硬さまで伸ばしたものを製氷機に小さじ1杯から始め、10gずつに量を増やして冷凍してください。
離乳食中期までは製氷器が楽だと思いますが後期から完了期にかけてはラップやジッパーなどに1食分ずつまとめて冷凍する事がおすすめです。
うどんを冷凍する際にだし汁や野菜なども冷凍しておくと解凍するだけで1食になるのでおすすめです。
5. 離乳食に使えるおすすめレシピ!
離乳食後期になると自分で食べたがる子供が増えていく為、うどんは水分が多いため机や口周りがびちゃびちゃになり大変ですよね。
うどんを手づかみ食べ出来るメニューや子供に喜ばれるうどんレシピを紹介していきます。
(1)手づかみで食べられる焼きうどん!
【材料(2食分)】
- うどん 200g
- お好みの野菜 80g程度
- シラス 30g
- 鰹節 適量
- 小麦粉 大さじ2
- 片栗粉 大さじ1
- 水 大さじ3
【作り方】
- うどんは1cmにカットし、野菜はみじん切りにする。シラスはお湯をかけ、塩抜きをする。
- カットしたうどんとみじん切りにした野菜をお湯で柔らかくなるまで茹でる。
- 茹で上がったらザルに上げ、しっかり水を切る。
- 茹で上がったうどんと野菜に、シラス、粉末にした鰹節、小麦粉、片栗粉、水を加えしっかり混ぜる。
- フライパンを熱し、少量の油をひく。スプーンなどですくってフライパンに落とし、焼く。
- 美味しそうな焦げ目がついたらひっくり返してまた焼く。
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(2)煮込みうどん
材料 1食分
- だし汁 300g
- うどん 100g
- お好みの野菜 40g
- 鶏ひき肉 15g
- 醤油 数滴
- 片栗粉 小さじ1
とろみは調節して下さい。
【作り方】
- うどんと野菜は離乳食の進み具合によって大きさを変えてカットする
- だし汁を加熱し、うどん、野菜、鶏ひき肉を入れて柔らかくなるまで煮る。
- 人参などの煮えにくい野菜を使用する場合は、レンジで3分〜5分程度加熱するのがおすすめ。
- 醤油を数滴入れ、風味付けをする
- とろみをつけると飲み込みやすく食べやすい。水で片栗粉を溶かし、お好みの硬さにとろみをつける
参照 煮込みうどん
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(3)かぼちゃと豚ひき肉のうどん
【材料 1食分】
- うどん 100g
- かぼちゃ30g
- いんげん10g
- 豚ひき肉15g
- だし汁 100cc
- 醤油 数滴
- みりん 数滴
【作り方】
①うどんと野菜は食べられる大きさにカットする。
②野菜はレンジで500〜600w3分〜5分レンジで温め、柔らかくする。
③うどん、だし汁、豚ひき肉、醤油、みりんを鍋に入れ、柔らかくなるまで煮る。途中で野菜を入れる。
④水分が無くなるまで煮る。
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(4)わかめ五目うどん
材料
- うどん100g
- だし汁200g
- 乾燥カットわかめ1g
- にんじん10g
- 大根10g
- 干し椎茸戻した状態で10g
- ネギ5g
- しらす15g
【作り方】
- シラスはお湯をかけ、塩分を落とす。乾燥わかめは水で戻し、みじん切りをする。干し椎茸も水で戻し、みじん切りをする。ネギはみじん切りにする。うどん、人参、大根は食べられる大きさにカットする。
- 人参と大根はレンジで500〜600w3分〜5分し、柔らかくなるまで温める。
- うどんは柔らかくなるまで茹でる。
- 茹で終わったらお湯を捨て、麺を水でさらし塩分を抜く。
- だし汁にわかめ、干し椎茸、ネギを入れて加熱し、日が通ったら残り全ての材料を入れ、ひと煮立ちしたら完成。
参照 わかめ五目うどん
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6.うどんは離乳食に向いている!
いかがだったでしょうか。うどんはアレルギーなどに気をつければ、消化にも良いので離乳食にもってこいの食べ物です。
味覚の土台は離乳食を始めた頃から3歳までに出来上がると言われています。
色んな食材を沢山食べさせてあげる事で将来の味覚や生活習慣を良い方向に左右する事ができます。
離乳食は手間がかかり大変ですが、少しでも楽をしながら子供と一緒に楽しい時間にするお手伝いが出来れば幸いです。