そうめん

そうめんの食べられる時期は?手づかみOKのおすすめレシピも紹介!

2022.08.23

離乳食で麺といえばうどんが主流ですよね。

しかし、そうめんも細くて食べやすい食材です。

また、うどんと違って茹でる時間も短く忙しい大人にはピッタリです。

時短にもなり、アレンジレシピも沢山あります。長さや茹で方、調理方法を変えれば初期から完了期まで長期間にわたって使用することも出来ます。マンネリ化しやすい離乳食もそうめんを使用して

色々な料理を作ってあげましょう。

1.そうめんは6ヶ月ごろから食べられる?

素麺は細くて柔らかく食べやすい食品です。

主原料も水と食塩のみというシンプルな材料なため、離乳食を開始したばかりの赤ちゃんにも安心して食べさせてあげることが可能です。

時期としては離乳食を開始して、約一か月半経った頃の生後6か月後半ぐらいからが良いでしょう。

ミルク以外の食事に慣れてきて、中期へ移行する際には丁度良い食材と言えます。

麺の塩分が気になるかたもいると思いますが、乾麺を茹でる際に塩分はお湯に溶けだしてしまいます。

また、茹で終わったときにしっかりと流水で洗ってあげればお湯へ溶け出た塩分も流れてしまうので、問題はありません。

ですが、離乳食初期ではまだ初めての食材も多く、アレルギーの心配もあります。最初は小さじ1杯程度から始めてみましょう。

2.【時期別】きほんのそうめん離乳食

素麺は離乳食を開始してすぐ使用することが出来る食材です。では、初期・中期・後期・完了期とどのような形態であげれば赤ちゃんが美味しく食べていけるでしょうか。次は時期別にあげる離乳食についてご説明します。

(1)【そうめんの離乳食】 初期

初期はまだ赤ちゃんの口の中の動きが発達していません。まだミルクを飲む機会の方が多い時期のため、あげる際は乾麺を小さく折り記載時間の倍の時間茹でるようにしましょう。茹で終わったら、すりつぶして白湯で伸ばしてからあげましょう。       

(2)【そうめんの離乳食】 中期   

中期では初期より形のあるものをあげます。初期との作り方の違いはすりつぶす必要が無いことです。倍の時間茹でて、そのまま10分程度蒸らすと舌で潰せるほど柔らかく食べやすい形状になります。細かく刻んだ白身魚や野菜と一緒に食べていきましょう。

(3)【そうめんの離乳食】後期〜完了期

後期は食事にも慣れてきて、食事の体内リズムも出来つつあります。

麺のカットする大きさも1〜2㎝と中期よりも大きくカットしてあげましょう。茹で時間は今まで通り2倍の時間茹でてあげてください。茹で終わったら、しっかりと流水で塩抜きをしてからあげましょう。

3.離乳食でそうめんを使うときのポイント

離乳食で素麺を使用する際にはいくつか大切なポイントがあります。茹でるだけで簡単に使用することが出来る食材ですが、塩分、大きさ、食べ方など注意点もありますので、ポイントごとに細かく見ていきましょう。   

(1)塩抜きを忘れない

そうめんをそのまま食べるのは長すぎます。

赤ちゃんはすすることは出来ませんし、長いと食べにくいし、あげにくいです。

成長によって長さを変えてあげましょう。

また、麺はご飯と違い、食べるのが難しく、誤嚥の恐れもあります。

初期では細かく切ってからすりつぶしましょう。中期は5〜6㎜に折ってから、後期では1〜2㎝、完了期では3~3㎝というように少しずつ長くしていってあげましょう。

麺を食べられるようになっていると外食の時も重宝するので、離乳食で練習がおすすめです。

(2)お湯や出汁で伸ばす

麺が細いためそうめんは茹でて時間がたつとくっついてしまいます。

くっついたまま食べると、1つの塊が大きくなって赤ちゃんにとっては危険です。

食べるのに時間がかかる赤ちゃんのためにも最初はお湯や出し汁でのばしながらあげましょう。

初期のころは麺にも少量の塩味がついているので味付けは気にしなくても大丈夫です。

完了期以降は少量の味を付けてあげて作ってあげてると美味しく食べられて食事も進みます。   

(3)アレルギーに気をつける

初期から始められるそうめんは重宝する食材の一つです。

しかし、離乳食を始めるにあたって誰もが心配するのはアレルギーです。

どんな食材でも初めての時はアレルギーに気を付けて赤ちゃんの様子を見ながらあげましょう。

(4)小麦アレルギーもあるため一番最初は気をつける

そうめんでは小麦粉を主原料としているため、小麦アレルギーに注意する必要があります。

アレルギーの有無は検査でもわかりますが、食べて初めてわかることもあります。

赤ちゃんはまだ消化機能や免疫機能が成熟していません。

初めての食材にチャレンジする際には小さじ1杯から始めて赤ちゃんの体調の様子をよく観察しましょう。

アレルギーの症状は消化器系から呼吸器、粘膜、皮膚など全身にわたって様々な症状があります。

食べてすぐにおこる症状もあれば、時間が経ってからおこる症状もあります。

特に、小麦粉は時間が経ってから下痢や腹痛などの症状が出るので、食べたものはしっかりと覚えておくことが重要です。

4.そうめんはまとめて冷凍保存がおすすめ!

短時間で茹でられるそうめんですが、毎回お湯を沸かして茹でるのは大変ですよね。

そんな時には冷凍保存がおすすめです。

素麺も他の麺類と同様に冷凍保存が可能です。

初期の頃は細かくすりつぶしたり、フードプロセッサーにかけてペーストにした状態で保存。

中期・後期・完了期の場合は赤ちゃんの食べやすい大きさにカットしてから保存容器に入れて冷凍しましょう。

使用する際は、出汁を入れて500W のレンジで50秒〜1分加熱するとすぐに食べられる状態になります。

この際、自然解凍は衛生的にあまりよくないので必ずレンジで再加熱してからあげましょう。

冷凍したそうめんは約2週間を目安に使い切れる量を茹でてください。

5. 離乳食の人気のそうめんレシピ4選

そうめんは離乳食に使えることを紹介しました。

しかし実際にどんなものを作っていいか分からないという方もいるかと思います。

ここからは離乳食に使える人気のそうめんレシピをご紹介します。

(1)ツナと小松菜のそうめんおやき

後期の手づかみ食べをする時期にピッタリのレシピです。麺をまだ自分で上手に食べられない赤ちゃんに試してみましょう。

また、食べやすい大きさにカットしておやつ代わりにもなります。作ってから冷凍保存も出来るため、多めに作っておいても大丈夫です。

【材料】(直径    15㎝1枚分)

  • そうめん(湯がいたもの)…100g
  • ツナ缶(水煮)…1/2缶
  • 小松菜…35g
  • 出し汁…大さじ2
  • 米粉(片栗粉で代用可)…大さじ2
  • 醤油…少々

【作り方】

  1. 下準備として、ツナは湯通しし、塩抜きする。小松菜は茹でてから小さく刻む
  2. ボウルに出し汁と米粉を入れ、よく混ぜる
  3. ②に材料全てを入れ、全体に良く絡める
  4. 熱したフライパンに油を薄く引き、真ん中に生地を落としてから広げていく。弱火~中火で5分焼く
  5. ひっくり返して、さらに5分焼く
  6. 表面がパリパリに焼けば出来上がり。1/4に切り分け、食べやすい大きさにカット。冷凍保存OKです。

【参考】離乳食 ツナと小松菜のそうめんおやき

https://cookpad.com/

(2)素麺の蒸し卵

離乳食完了期はもちろんですが、離乳食を卒業してからも継続して食べられるそうめんを使用した蒸したまごです。

お好きな食材を使用して赤ちゃんのお好みの食材を入れてアレンジも可能です。

たまごを使用することで、タンパク質も一緒に取れます。

硬い食材や生のお肉を使用する際には、材料を混ぜる前に予備加熱をしましょう。

【材料】

  • そうめん(茹で)…約50~60g
  • たまご…1個
  • めんつゆ…小さじ1
  • 水…大さじ1

◎お好み食材◎

◎ミックスベジタブル…小さじ1

◎千切りキャベツ(生)…適量

◎鮭(ゆで)…適量

◎チーズ(1歳用)…1本分

【作り方】

  1. そうめん以外の材料をボールに入れて混ぜ合わせる
  2. そうめんを食べやすい大きさにカットしたものを①に加えて混ぜる
  3. 蓋つきのシリコン容器、またはタッパーに入れ蓋をして600W で3分加熱する
  4. 加熱後1度蓋を開けて火の通りをチェックし、たまごが固まっていれば冷めるまで蓋を濡らして蒸らす
  5. 蒸らした物をカットしたら完成

【参考】素麺の蒸し卵

https://cookpad.com/

(3)手づかみでもOK!そうめんのお好み焼き

中期を終了して後期が始まったばかりの赤ちゃんにピッタリなレシピです。

納豆を混ぜることで、納豆の風味を利用しているので薄味で仕上げることが出来ます。

また、人参・しらす・ひじきなどを入れてアレンジもしやすいです。

たまご・納豆が入っているのでと高たんぱくで栄養補給にも最適です。

【材料】

【作り方】

  • そうめん…1/4束程度
  • 鰹節…10g
  • 小松菜…お好み
  • たまご…1個
  • ひきわり納豆…1/2パック
  1. そうめんを表記より1分長めに茹で、冷水で塩気を落としハサミで適当な長さに切る
  2. ①の水気を切り、鰹節、小松菜、溶いた卵、ひきわり納豆を入れる
  3. フライパンで油を敷かずに両面弱火でしっかり焼く

【参考】離乳食 そうめんのお好み焼き 手づかみ

https://cookpad.com/

6. 野菜煮込みそうめん

麺は茹でて流水で洗うことで塩分を洗い流すことができます。

また、麺の長さを月齢で調整してあげることで中期から完了期まで使用することが出来ます。

製氷皿やタッパーに入れて小分けに冷凍しておくことも可能なので便利な煮込みそうめんです。

出し汁を作るときは赤ちゃん用の粉末だしを使用することで味が濃くなりすぎずに作ることも出来ます。

お家にある野菜を使用して色々な種類の煮込み素麺を作ってあげましょう。

【材料】(4食分)

  • そうめん…50g
  • そうめんを茹でる水…そうめんが浸かる位
  • 出し汁…250㏄
  • 人参…2㎝
  • キャベツ…1枚
  • 玉ねぎ…1/4個

【作り方】

  1. 鍋を2つ用意する①そうめんを茹でる鍋(水を入れ、火にかける)②野菜を茹でる鍋(水、だしを入れ、火にかける)
  1. お湯を沸かしている間に野菜をみじん切りにする
  2. お湯が沸いたらそれぞれ鍋に入れて茹でる。
  3. そうめんは指定時間、野菜は3分程茹でる
  4. そうめんを茹でたら、ザルにあけて水でよくすすぐ
  5. 5㎜ほどの長さに切る
  6. 切った素麺を②の茹でた野菜が入っている鍋に入れ、水分が少なくなりどろどろするまで煮込んで完成

【参考】【離乳食中期】野菜煮込みそうめん

https://cookpad.com/

7. そうめんはアレンジしやすく離乳食にピッタリ!

素麺は離乳食では初期から使用することができるとても便利な食材です。使い方次第で様々なレシピに使用可能です。

手づかみ食べの練習にも使用することができる万能食材ですので、赤ちゃんの月齢に合わせたそうめんを食べさせてあげましょう。