パスタ

パスタの種類はいくつある?基礎知識から特徴に合わせたレシピまでまるっと解説

2022.11.25

「パスタ」と聞くと、スパゲティやマカロニを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。実は、パスタは500種類以上あると言われており、一つひとつ食感や形状、相性の良いソースがあります。

お店ではソースに合わせてパスタを選んでいたり、スーパーでもさまざまな種類のパスタを見かけたりするようになりましたね。この記事では、形状の違いを中心にパスタの種類について解説します。ぜひ、お気に入りのパスタを見つけて使い分けしてみてください。

目次

  1. パスタの起源
  2. パスタができるまで
  3. ロングパスタの種類
  4. ショートパスタの種類
  5. その他珍しいパスタの種類
  6. パスタの種類に合わせたオススメレシピを紹介!

1.パスタの起源

パスタの起源には諸説あります。有力なのが、「プルス」という古代ローマ時代に食べられていた食べ物がルーツではないかという説です。プルスは、小麦やキビなど穀物を粗く挽き、お粥のように煮込んでいるものになります。それを板状に伸ばし、焼いたものがピザやラザニアの原型になっているそうです。

イタリアで乾燥パスタが作られるようになったのは、15世紀に入ってからです。しかし、一般的に食べられるようになったのは17世紀以降でした。きっかけは、イタリアのナポリ地方でトマトの栽培が盛んになったからです。それからは、パスタとトマトの組み合わせの美味しさに気付いたイタリア国民の間で広く普及していきました。やがて、17世紀を過ぎるあたりから、パスタ料理はイタリアから周辺各地に広がっていきます。

2.パスタができるまで

パスタの種類を解説する前に、パスタがどのような工程で作られているのかを簡単に紹介します。

1.原材料の受け入れ

・パスタの原材料

国産パスタの原材料は、デュラム・セモリナ100%が基本です。デュラム小麦と呼ばれる硬質小麦を粗く挽いたものになります。

よく見る白い色の小麦粉に対し、デュラム・セモリナは鮮やかな黄色です。日本で作られるパスタは、基本的にデュラム・セモリナ100%が使用されています。

・工場への受け入れ検査

日本のパスタの原材料は、海外から輸入されています。主に、品質が良いとされるカナダ産が多いです。

小麦は船から一旦、製粉工場に隣接する原料サイロに保管されます。その後、製粉工場で小麦から小麦粉へと加工され、パスタ工場へと運ばれていきますが、工場内に搬入する前には必ず運搬してきた小麦粉の現物サンプルを使用し、異物混入がないか・品質には問題ないかを徹底チェックしています。

2.パスタ製造工場

・原材料の工場搬入

品質検査に合格した原材料のみが、工場に隣接する「サイロ」と呼ばれる貯蔵庫に運ばれます。タンクローリーで原材料をサイロへ直接送り込むので、外気や人の手に触れることなく衛生的にも良いです。

・混練(生地練り)

サイロで原材料を計量したら、混練へと移ります。ミキサーへと送られた原材料に、水を加えて練り合わせます。生地をムラなく練り上げ、その後、真空ミキサーで生地の空気を抜くことで、生地の密度を高めています。

・成形

よく練った生地は、ダイスというたくさんの小さな丸い穴が開いた型を通り抜け、さまざまな形のパスタになります。いずれも高い圧力をかけて押し出しているので、この工程によってパスタ特有の歯応えが生まれています。

・乾燥、冷却

乾燥は、パスタの美味しさを決める非常に重要なポイントです。長い時間をかけて乾燥機に通すことで、長期保存が可能になります。水分をじっくり、ゆっくりと抜いていくことで、ひび割れのない、透明感のあるパスタに仕上がります。乾燥後は、常温まで冷却され、製品サイロへと送られていきます。

・包装、検品、出荷

決められた長さにカットされたパスタは、計量され、自動梱包機で袋詰めされます。梱包前にも、品質管理のために各種検査を行っていますが、包装してからも再度細かく検品が入ります。パスタの破損や異物の混入がないか、金属片の混入がないか、規定重量と異なっていないかなどを確認しています。

厳しい品質チェックが済んだら、パスタは箱に詰められ倉庫に移動していきます。その後、各地へと出荷し、安心安全な美味しいパスタが家庭に届けられています。

3.ロングパスタの種類

スパゲティ

太さが直径1.5〜1.9mmほどのロングパスタです。円柱の形をしていて、パスタの中では最も有名です。基本的にどのスーパーでも取り扱っているので、目にする機会も多いでしょう。

細いスパゲティは軽めのソースと相性が良く、太いスパゲティは濃厚で重ためのソースと相性が良いです。数多くのパスタの種類があるなかで、スパゲティは比較的どのソースにも合いやすいのが特徴で、万能パスタと言えます。

カッペリーニ

太さが直径0.8〜1.1mmほどの細めのロングパスタです。カッペリーニとは、「細い髪の毛」という意味をしており、スパゲティの細物版になります。喉越しや歯応えも良いので、汁気の多いスープや冷製パスタで作るのがオススメです。

フィットチーネ

幅が5〜10mmほどの平打ちロングパスタです。少し厚めで幅広いのが特徴で、ほうれん草など野菜を練り込んでいるものも多いです。イタリアでは、古代ローマ時代から食べられています。モチモチとした食感で、濃厚なクリームソースとよく合います。

リングイネ

太さが直径3mmほどの断面が平たいロングパスタです。スパゲティを少し潰したような楕円の形をしており、「舌」という意味を持っています。食感がアクセントになり、クリームソースやバジルソースと相性が良いです。

タリオリーニ

幅が2〜3mmほどの平打ちロングパスタです。平打ちパスタの中では最も細く、日本のきしめんにも似ています。クリームソースやトマトソースだけでなく、オイルなど幅広いソースと合いやすいです。

4.ショートパスタの種類

Different kinds of pasta on grey wooden table

マカロニ

円筒状の形をした直径3〜5mmほどのショートパスタです。マカロニは、日本で最も有名なショートパスタと言えるでしょう。サラダやグラタンに入れることが多いです。イタリアでは、「マッケローニ」と呼ばれています。

ペンネ

円筒状の形をした直径3〜5mmほどのショートパスタです。マカロニと違い、ペンネは「ペン先」という意味を持っていることから両端がペン先のような斜めにカットされた形状をしています。この形状によって、合わせるソースがパスタの中に入り込み、味が馴染みやすいです。

リガトーニ

円筒状の形をした直径8〜15mmほどのショートパスタです。リガトーニは、表面に太めの溝が入っており、もっちりとした食べ応えのある食感です。アラビアータやボロネーゼなどによく合います。

ファルファッレ

蝶型をした直径30mmほどのショートパスタです。薄い部分は柔らかく、中央部分は厚みがあるので食感が面白いです。凸凹しているので、濃厚なクリームソースからサラダ、スープなど幅広く使えます。

フリッジ

紡錘状の形をした直径50mmほどのショートパスタです。螺旋のネジのような形をしているのが特徴です。穴は開いていませんが、表面積が多いのでミートソースやトマトソースのような濃厚なソースと相性が良いです。ドレッシングにも絡まりやすいので、サラダにも使われています。

5.その他珍しいパスタの種類

ラザニア

幅が80〜90mmほどのパスタです。ラザニアは板状になっているので、間にミートソースやホワイトソースを重ねて調理することが多いです。

ラビオリ

板状の形をした直径30mmほどのパスタです。ラビオリは、中に野菜やひき肉などの詰め物をしている餃子のようなパスタになります。

クスクス

粒状の形をした直径2mmほどのパスタです。発祥は北アフリカと言われており、食感はポロポロとしています。粒が小さいので、お湯で戻してからさまざまなレシピに使います。

ニョッキ

団子状の形をした直径20mmほどのパスタです。小麦粉と一緒にじゃがいもを混ぜて練り込むものが一般的ですが、ほうれん草やかぼちゃを練り込んだニョッキもあります。もっちりとした食感が特徴で、クリームソースや煮込み料理などに使われています。

6.パスタの種類に合わせたオススメレシピを紹介!

1.スパゲティを使った 野菜たっぷりナポリタン

https://www.pasta.or.jp/recipe/recipe.php?recipe_id=465

【材料(2人分)】

  • スパゲティ 200g
  • ベーコン 50g
  • 玉ねぎ 1/4個
  • ピーマン 1個
  • キャベツ 3〜4枚
  • ブロッコリー 1/4個
  • オリーブ油、バター 各大さじ1
  • トマトケチャップ 大さじ5
  • 塩、こしょう 各少々

【作り方】

1.玉ねぎは薄切りに、ピーマンは輪切りにする。キャベツは食べやすい大きさにちぎり、ブロッコリーは小房に分ける。にんにくは半分に切り、芽をとってつぶす。ベーコンは1cm幅に切る。

2.スパゲッティは塩(分量外)を加えた湯でゆでる。ゆで上がり1分前にキャベツ、ブロッコリーを加えて一緒にゆでる。

3.フライパンにオリーブ油とにんにくを入れて弱火で熱し、香りが出たら、ベーコン、玉ねぎを中火で炒める。ピーマン、トマトケチャップを加えて炒め合わせる。

4.ゆで上がったスパゲッティを加えて混ぜ、バター、塩、こしょうで味を調える。

2.フィットチーネを使った 簡単なのに美味しい!濃厚レモンクリームチーズパスタ

https://www.kurashiru.com/recipes/eb65abc6-924e-4688-bc26-cf9882a45681

【材料(1人分)】

  • フィットチーネ 100g
  • 生クリーム 200ml
  • パルメザンチーズ 大さじ2
  • レモン汁 1/2個
  • 塩 少々
  • ブラックペッパー 大さじ1/2
  • スライスレモン 1枚

【作り方】

1.生クリームとパルメザンチーズを火にかけます。

2.ふつふつしてきたらレモン汁を加えてかき混ぜ、少し煮詰めたら、最後に塩、ブラックペッパーを入れて味を調えます。

3.味が調ったら、フェットチーネを入れてさっくりとソースと絡ませて皿に盛り、最後にレモンスライスを乗せれば完成です!

3.ペンネを使った 鶏のフリカッセパスタ

https://www.pasta.or.jp/recipe/recipe.php?recipe_id=344

【材料(2人分)】

  • ペンネ 120g
  • 鶏もも肉 1枚
  • マッシュルーム 1パック
  • 玉ねぎ 1/4個
  • サラダ油 小さじ1
  • バター 大さじ1
  • 白ワイン 1/4カップ
  • 生クリーム 1カップ
  • 塩、こしょう 各少々

【作り方】

1.鶏もも肉は大きめのひと口大に切り、塩、こしょうをふる。玉ねぎは薄切り、マッシュルームは半分に切る。

2.フライパンにサラダ油を熱し、鶏もも肉をこんがりと焼いて、一度取り出す。フライパンの油を捨て、バターを熱し、玉ねぎを炒める。しんなりしたら、マッシュルームも加えて炒める。

3.鶏もも肉を戻し入れ、白ワインを加えてひと煮立ちさせ、生クリーム3/4カップ、ローリエを加えて20分ほど煮る。仕上げに残りの生クリームを加えてひと煮する。

4.ペンネは塩(分量外)を加えた湯でゆでる。ゆで上がったペンネを3に加え、ペンネのゆで汁、塩、こしょうで味を調える。

6.まとめ

この記事では、パスタの種類について詳しく解説しました。いまやパスタは、日本人の家庭料理として愛される食材になっています。種類によってさまざまな食べ方があるので、ぜひパスタの良さを味わい、楽しんでもらえたら嬉しいです。