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離乳食の中華麺っていつから食べられる?おすすめの離乳食レシピも紹介!

2022.08.16

離乳食は色々と苦労が絶えず、食べさせても大丈夫なのか良くないのか困る事が多いのではないでしょうか。

うどんやそうめんは6ヶ月ごろから食べる事ができますが、中華麺は注意が必要です。だからと言って神経質になる必要はありません。離乳食をお子様と一緒に楽しく、喜びを感じられる時間になる様にお手伝いが出来ればと思います。

本記事では

  • 離乳食での中華麺は何歳からが良いのか
  • 中華麺を離乳食で使う時のポイント
  • 中華麺の冷凍の仕方
  • 中華麺の離乳食で良くある疑問
  • 1歳から離乳食で使える中華麺レシピ

について紹介していきます。

1.離乳食の中華麺は1歳半頃から

1歳半頃になって来ると大人が食べている料理にも興味を持ちだし、欲しがる時も出てくるのではないでしょうか。

子供が欲しがるとついついあげてしまいたくなりますよね。

ただし、中華麺を食べさせる時期としては1歳半頃からがおすすめです。

離乳食完了期である1歳から柔らかく茹でる事で食べる事は可能ではあります。

サイトによっては食べさせて良いとされていますが、できる限り幼児食に移る1歳半頃からが良いでしょう。

2.なぜ1歳半以降なのか

何故、中華麺を食べさせる時期は1歳半以降からにした方が良いのでしょうか。

中華麺が1歳半以降がおすすめな理由は以下の3つです。

  • 硬さがある事
  • 成分が体の負担になってしまう
  • 食べる際の味つけが濃い

詳しく説明していきます。

(1)麺に弾力がある

中華麺はうどんなどに比べて弾力がある硬めの麺です。

弾力のある麺で乳幼児にとって負担になってしまう理由は以下の2つです。

  • 葉が生え揃っていないこと
  • 硬さがある

歯が生えそろっていない為、歯茎で潰して食べなければなりません。

歯茎で潰しにくい食べ物は丸呑みになってしまうのです。

他にも硬さがある食べ物は消化しにくくなってしまいます。

まだ体が未熟な乳幼児では消化せずに出てしまう事もあるため、体に負担が掛かってしまう事になります。

(2)麺がコーティングされている

市販で販売されている麺は他の麺とくっつかない様に油でコーティングされている場合が多いです。

油は野菜などの消化に良い食品に比べると約2倍程度消化に時間がかかり、乳幼児の様な消化機能が未熟な状態ですと負担が大きくなります。

食べる場合はコーティングされていない中華麺を選ぶ様にして下さい。

(3)味付けが濃い

味付けが濃いこともおすすめできない理由の1つです。

中華麺を食べる際のつけ汁やスープ、味付けの塩分量は大人からしても多い事はご存知でしょうか。

1歳から2歳の塩分摂取量は1日3g以内となっています。

1日3gですと1食1g以内に収めたいですよね。

大人が外食店でラーメンを食べた際の塩分量は1杯10g程度のものもあります。

ラーメンは塩分が多くなっているため、離乳食としてはおすすめできません。

3.中華麺を離乳食で使うときのポイント 

上記で中華麺はあまり食べさせることをオススメ出来ないとお伝えしましたが、ダメだと言うわけではありません。

しっかりと気をつけて頂くだけで1歳半以降でしたら食べても問題ありません。

ここからは、中華麺を食べる際に注意するべき点を紹介します。   

(1)短く刻む

消化を良くする為に短く刻んであげて下さい。

赤ちゃんの消化機能は1歳程度で脂質が消化しやすくなり、2歳程度で糖質の分解が大人の70%まで近づいてきます。

3歳程度でやっとたんぱく質と脂質の分解が大人と同程度に近づき、4歳で糖質の分解が大人と同程度になっていきます。

1歳で硬い物や消化し辛い物を食べてもきちんと消化されずに出てきてしまう可能性が高いです。

その為、消化しづらい食べ物を食べさせる場合は、少しでも消化しやすい様に細かく刻んであげた方がよいでしょう。

(2)不要なものを落とす

中華麺は様々な形態で売られており、以下の4種類に分けられます。

  • 焼きそばなどで使用される蒸し麺
  • 麺の周りに打ち粉が残っている生麺
  • 麺を乾燥させて作る乾麺
  • 麺を揚げて作る揚げ麺

離乳食として中華麺を使う場合は乾麺がおすすめです。

蒸し麺は麺同士がくっつかない様に油がコーティングされており、消化に悪い子供には不向き。

生麺は弾力があり、もちもちしている事から消化がし辛く、揚げ麺は油を多く含んでいます。

乾麺は塩分が高いものの、茹でてしっかりと水で流す事で塩分を抑えられ、弾力も少ない為、離乳食で使用するには向いているのでおすすめです。

(3)柔らかく煮る

箸で掴んだ時に切れるくらいまで柔らかくする事が好ましいです。

柔らかく煮る事で子供でも食べやすく、消化もしやすくなります。

硬くて食べづらいと子供によっては食べる事を嫌がる原因にも繋がります。

柔らかく食べやすく煮てあげることで1歳頃でも食べる事が可能です。

(4)濃い味付けにならないようにする

濃い味付けにならない様に注意が必要です。

味覚は成長し、3歳ぐらいまでで土台が出来上がると言われています。

3歳までに味の濃い物を食べさせ続けてしまうと素材の味が分からず、濃い味付けしか美味しいと感じなくなってしまいます。

濃い味付けを食べ続ける事で大人になった時に高血圧などの生活習慣病にかかる可能性が高いです。

1歳の時期は将来を左右する大切な時期のため、極力味の濃い物は避ける様にしましょう。

4.離乳食の中華麺は冷凍できる!

毎食離乳食を作るのは大変です。

いつも同じメニューを食べている方も少なくないのではないでしょうか。

離乳食で使用する中華麺は冷凍する事が可能です。

中華麺の冷凍の仕方と少しでも手間を省ける工夫をお伝えしていきます。

冷凍の仕方

  1. 中華麺を食べやすい長さにカットします。
  2. 柔らかめに茹で、ザルでお湯を切り、少し水で流して下さい。
  3. 1食分ずつ冷凍出来る器やラップにくるみ、冷凍庫に入れれば完成です。

カットし柔らかく加熱した野菜やシラスや加熱したひき肉などを茹でた麺の上に乗せて冷凍をかけると、スープを作るだけで1食作る事が出来ます。

スープも鰹と昆布のだし汁を冷凍しておく事で、全てレンジをかけるだけで一食作る事が可能です。

5. 中華麺の離乳食でよくある疑問

離乳食で中華麺を食べる際の注意点を紹介しました。

しかし、すべてを説明しきれたわけではないため、中華麺麺を食べさせる事に対しての不安はまだあるのではないでしょうか。

ここからは離乳食に中華麺を使うときによくある質問を紹介します。

(1)かんすいは体に悪い?   

かんすいとは中華麺の独特な風味と弾力のある食感を出す為に入れているアルカリ性の食品添加物になります。

大量に摂取しない限り健康に影響はないでしょう。

中華麺100gに含まれるかんすいの量は0.1g〜0.3g程度になります。

茹でる事で水に溶けでるので、柔らかく煮る事でかんすいの摂取量を減らす事が可能です。お子様が食べる場合は柔らかめに茹でて、お湯を切り、洗い流すと良いでしょう。

乳幼児用の中華麺にかんすいは入っていない物もあるので気になる方は乳幼児用の中華麺を使用して下さい。

(2)1歳なら外食でラーメンを食べても良い?

食べる事は可能ですが、極力避けた方が良いでしょう。

お子様ラーメンなどは油などの量を少なくしているお店も有りますが塩分は多く入っています。

ラーメンを食べさせる場合は麺を柔らかめに茹でて貰うのと、ラーメンのスープにお湯を入れ薄めて食べてもらうようにしてください。

お湯を入れる量は1:1が好ましいです。

ラーメン以外でも良い場合であれば、白米にトッピングのチャーシューと茹で野菜を注文し、食べやすい大きさにカットするのも良いと思います。

野菜は揚げていないか確認して下さい。

6. 1歳から離乳食に使えるおすすめ中華麺レシピ   

ラーメンは1歳半からがおすすめです。

味付けを変え手作りをしてあげれば1歳からでも中華麺を食べる事が可能です。

ここからは、オススメの中華麺レシピを紹介します。

(1)あんかけラーメン 

材料

  • 乾麺    50g
  • お好みの野菜(白菜、人参など)40g
  • 鶏ひき肉15g
  • だし汁  50cc使用
  • 昆布2g 
  • 鰹節4g
  • 水200g
  • 片栗粉小さじ1
  • 醤油  数滴

作り方

  1. 水に昆布を30分浸して置く。弱火で加熱し沸騰直前で取り出す。
  2. 沸騰したら鰹節を入れて2.3分でザルに濡らして絞ったペーパーやサラシを置き、濾して完成。
  3. 麺を1cm程度に切り、柔らかめに茹でる。茹で上がればザルに上げ、水やぬるま湯で軽く流す
  4. 野菜は1cm程度の大きさにカットする。
  5. 鶏ひき肉と野菜をお皿に入れラップをし、500W5分程度加熱する。
  6. 一度取り出し、片栗粉入りのだし汁を入れかき混ぜる。600w20秒でとろみがついたら完成です。

時間がある時にだし汁を多めに取り冷凍、野菜は茹でて冷凍した物をストックしておけばよりスムーズに作る事が出来るのでオススメです。

【参考】あんかけラーメン(離乳食完了期)

cookpad.com/recipe/4417965

(2)はじめてのラーメン

  • 乾麺   50g
  • お好みの野菜(ほうれん草、コーンなど)40g
  • ゆで 卵  1/2
  • だし汁  200cc使用
  • 鰹節16g
  • 水400g
  • 乾燥わかめ  1g
  • 醤油   数滴  

作り方

  1. だし汁を取る。沸騰した水に鰹節を入れて2.3分加熱。ザルに濡らして絞ったペーパーやサラシを置き、不純物を取り除いたら完成。
  2. 乾燥わかめは細かく砕き、熱いだし汁の中に入れて置く。
  3. 麺を1cm程度に切り、柔らかめに茹でる。茹で終わったらザルに上げ、水やぬるま湯で流す。
  4. 野菜は1cm程度にカットしお皿に入れ、ラップをかけて500W3〜4分程度加熱する。
  5. 卵を沸騰してから15分〜20分加熱をし、殻を剥いて、½を1cm角にカットします。盛り付けをする。
  6. だし汁を200ccを入れ、醤油を数滴たらします。麺を入れ、野菜と卵をトッピングしたら完成。

卵アレルギーの場合はシラス15gに変えても美味しいです。

【参考】離乳食完了期に!はじめてのラーメン レシピ・作り方

recipe.rakuten.co.jp/recipe/1710050892/

(3)味噌ラーメン 

  • 乾麺 50g
  • 味噌   2g
  • 鶏ガラスープの素 少々(0.5g)
  • だし汁200cc使用
    • 昆布4g 
    • 鰹節8g
    • 水400g
  • お好みでの野菜  40g
  • 鶏ひき肉15g
  1. だし汁を取る。水に昆布を30分浸して置き、弱火で加熱をし、沸騰直前で取り出す。
  2. 沸騰したら鰹節を入れて2.3分でザルに濡らして絞ったペーパーやサラシを置き不純物を取り除いたら完成。
  3. 麺を1cm程度に切り、柔らかめに茹でる。茹であがったら、ザルに上げ、水かぬるま湯で流す。
  4. 野菜は1cm程度の食べる事が出来る大きさにカットする。
  5. 鶏ひき肉と野菜をお皿に入れ、ラップをし、500W3〜4分程度加熱する。
  6. だし汁200ccに味噌と鶏ガラスープを溶かし、麺、レンジで加熱した野菜と肉を乗せて完成。

参考 離乳食後期味噌ラーメンレシピ

cookpad.com/recipe/5535696

7. 注意すれば中華麺も離乳食になる!   

乳幼児は好奇心が旺盛で、なんでも食べたがります。

「食べられないよ」「食べちゃ駄目」などの否定的な言葉で子供が泣いてしまい、自己嫌悪になってしまうこともあるのではないでしょうか。

しかし、中華麺はきちんとした工夫をすれば食べられます。

少し手間ではありますが、本記事を参考にして食べる楽しさを一緒に味わってみてください。