油そば

油そばはまぜそばとは違うの?おいしく食べる方法をご紹介

2022.12.20

関東発祥の麺料理まぜそばを皆さんご存じですか?醤油とごま油をベースにした味付けが王道ですが、他にも多くの味付けの種類があります。今回はさまざまな味付けの油そばを自宅でも簡単に味わうことのできるレシピを紹介します。

目次

  1. 油そばとまぜそばの違いは?
  2. 油そばを美味しく食べる調味料の種類
  3. 自宅で簡単!油そばのレシピ
  4. まとめ

1. 油そばとまぜそばの違いは?

日本ではここ最近、汁なし麺のブームが来ています。麺好きの皆さんなら一度は必ず食べたことがあるでしょう。そんななかでも、油そばとまぜそばって一般的にどう違いがあるのでしょうか。見た目はとても似ていますが、違う点もいくつかあります。もともとは油そばとまぜそばは同じものを表していました。ですが、現在では別の麺料理とされています。では、この2つの違いをいくつか紹介していきます。

  • トッピングの具材の違い

油そばとまぜそばではトッピングの具材が違います。

油そばの具材は、かなりシンプルなトッピングの場合が多いです。

具体的には、メンマ・チャーシュー・ネギが代表的で、お好みで海苔を乗せたり、半熟卵などの茹で卵を乗せたり、もともとの油そば自体の味を尊重したトッピングとなっています。

一方、まぜそばの場合は店舗や種類によってさまざまです。

ミンチ肉、刻みニラに刻みネギ、魚粉、卵黄、おろしニンニクなどが一般的で、お店によっては明太子、キムチ、マヨネーズ、チーズ、納豆、醤油バターなどを具材として取り入れているお店もあります。

  • たれと麺の合わせ方の違い

もともと油そばとまぜそばは呼び方は違えど同じ料理を意味していましたが、現在では麺とたれの合わせ方が違うとされています。油そばは、どんぶりの底に入れてあるタレと油の上に麺が乗せられ、自分で全体を具材とともに混ぜて食べます。

それに比べ、まぜそばは、はじめからたれが麺に絡めてあり、麺に味がついて提供されることが多いようです。これは、油そばと比べ、トッピングが多く、うまく麺とたれを混ぜ合わすことが難しいからだといわれています。

  • 使われる油の違い

油そばとまぜそばには、使われる油にも違いがあります。油そばに使われる油は、基本的にはサラサラの植物性のものです。サラッとしていて、味付けもシンプルなのでさっぱりと食べれ、のどごしもさわやかです。対してまぜそばの場合は、ラードなどのようなこってりとした動物性の油です。まぜそばは油そばよりもトッピングが多い分、麺が負けないようにこってりと存在感のある味付けに仕上げているのでしょう。

油そばとまぜそばには明確な違いの定義はされてはないですが、それぞれ独自に進化していることがわかりました。

(参照:https://www.olive-hitomawashi.com/column/2020/10/post-12371.html

(参照:https://food-mania.jp/ramen-mazesoba/

2. 油そばを美味しく食べる調味料の種類

油そばのお店にいくとテーブルには必ず数々の調味料が並んでいます。

ここでは代表的なものをご紹介していきます。

  • マヨネーズ

どんな料理にも合うマヨネーズは、もちろん油そばにもマッチします。マヨネーズをかけることで油そば元来の油のうまみがマヨネーズとマッチしてコクが生まれます。はじめから入れるのではなく、油そばの味を楽しんでから盛大にかけましょう。

  • お酢

お酢は油そばの定番の調味料のひとつです。お酢を油そばに入れることでマイルドな味わいに変化します。酸味が苦手な方は、最初に食べるときは少しずつお酢を入れて調整するのがオススメです。

  • おろしにんにく

風味の強いにんにくは少し入れるだけでも、油そばの印象が変化する調味料です。ニンニクの香りで食欲も倍増します。しかしにんにくを入れすぎるとにんにくの味が強すぎて油そば本来の味がわからなくなってしまったり、においがきつすぎたりしますので少量にしておきましょう。もちろん苦手な方は入れなくても大丈夫です。

  • ラー油

辛い物好きな皆さんにはぜひラー油をオススメします。ラー油の辛味だけでなく、油そばの油とラー油の油が絶妙にマッチします。また脂っこいイメージの油そばですが辛味を加えることで胃が刺激され、すっきりと食すことができます。また辛味には発汗効果もあるため代謝アップも期待できます。辛味が苦手な方は量を調整して試されることをオススメします。

  • 唐辛子

ラー油同様、辛味を加え、コクを増すことができますが、ラー油のように油ではないので、あっさりと、でも辛味がほしい方にオススメです。ラー油同様、発汗効果がありますが、かけすぎ注意。刺激が強すぎると胃腸に負担がかかってしまいますので注意して利用しましょう。

3. 自宅で簡単!油そばのレシピ

いまや世間では大人気の油そばは自宅でも簡単に楽しむことができます。

自宅で作ればさまざまな味付けを味わえます。

ここでは基本の油そばからアレンジした種類のものまで紹介していきます。

お家で本格的!油そば

【材料(1人前)】

  • 中華麺…1玉
  • (A)オイスターソース…大さじ1
  • (A)甜麺醤…大さじ1
  • (A)鶏ガラスープの素…小さじ1/2
  • (A)酢…小さじ1
  • (A)ラー油…小さじ1/4
  • (A)ごま油…小さじ2
  • メンマ…20g
  • 小ねぎ (小口切り)…適量
  • 白いりごま…適量
  • チャーシュー…2枚
  • 温泉卵…1個
  • お湯 (麺ゆで用)…適量

【作り方】

1.ボウルに(A)を入れて混ぜ合わせておきます。

2.鍋にお湯を沸かし、中華麺を入れます。パッケージの表記通りにゆでて、湯切りします。

3.器に2、1を入れて混ぜます。

4.メンマ、チャーシュー、小ねぎ、温泉卵をのせ、白いりごまを散らして完成です。

(参照:https://www.kurashiru.com/recipes/38f1d838-9e59-4322-b825-b5f8356305e0

いかがですか?基本の油そばは自宅で簡単につくることができそうですよね。では

ここからは少しアレンジしたレシピを紹介していきます。

ぷりぷりエビとニラの油そば

【材料(2人前)】

  • えび(無頭)…10尾
  • 塩こしょう…少々
  • 酒…大さじ1
  • もやし…100g
  • ニラ…1/2束
  • 中華麺…2玉
  • ☆鶏ガラスープの素…小さじ1
  • ☆にんにくすりおろし…1片
  • ☆コチュジャン…大さじ1/2
  • ☆しょうゆ…大さじ1杯
  • ☆ごま油…大さじ1杯
  • 白ごま…適量

【作り方】

下ごしらえ

・もやしは洗って水気を切っておきます。

・ニラは3cm幅にカットします。

・えびは洗って水気をふき取ります。

1.えびは尾に一番近い節ひとつを残して、殻をむき包丁で切り込みを入れて背わたを取ります。

2.耐熱容器にえびを入れて、塩こしょう・酒を加え、軽く混ぜたものに、ふんわりラップをかけて、レンジ600Wで1分加熱します。

3.レンジから2を取り出し、ニラともやしを加え、またふんわりとラップをかけ、レンジ600Wで1分加熱し粗熱を取ります。

4.中華麺を茹でます。たっぷり沸騰したお湯にほぐした中華麺を入れ、混ぜながら茹でます。すばやく氷水で洗ってザルに上げ、しっかりと水気を切ります。※中華麺の茹で時間は、袋に記載されている時間に合わせてください。

5.ボウルに☆の調味料を混ぜ合わせて、どんぶりの下に敷き、4の中華麺をどんぶりに入れます。3を上にトッピングします。

6.器に盛り付け、白ごまをふって完成です。

(参照:https://macaro-ni.jp/44803

ガパオ風まぜそば

【材料(2人前)】

  • 豚ひき肉…200g
  • 赤パプリカ…1/4個
  • 黄パプリカ…1/4個
  • バジル…5枚
  • a. 鶏ガラスープの素…小さじ1杯
  • a. ナンプラー…大さじ1杯
  • a. オイスターソース…大さじ1杯
  • にんにく(すりおろし)…1片分
  • 中華麺…2袋
  • 水…大さじ1杯
  • ナンプラー…小さじ1杯
  • レモン果汁…小さじ1杯
  • サラダ油…大さじ1杯
  • 卵黄…2個

【作り方】

下ごしらえ

・パプリカは1cm角に切っておきます。

1.中華麺を耐熱容器に入れて、水を加え、ふんわりとラップをし、レンジ600Wで2分加熱してナンプラー、レモン果汁を加えて混ぜ合わせます。

2.フライパンに油を引いて熱し、ひき肉、にんにくを入れてそぼろ状になるまで炒めます。

3.2にパプリカを入れ、バジルを手でちぎりながら加え、再度炒めます。(a) で味付けをし、皿に盛った1の上に炒めた具材をのせて卵黄をトッピングしたら完成です。

(参照:https://macaro-ni.jp/80300

キムチ油そば

【材料(1人前)】

  • 生ラーメン(極細か細麺がオススメ)1玉
  • 小ネギ…1本
  • A 西京味噌…大さじ1
  • A 白すりごま…大さじ1
  • A 魚粉(チューブ使用)…2cm ※なければ鰹節
  • A ラー油…5プッシュ
  • A ごま油…小さじ1
  • A キムチ…みじん切りにして山盛り大さじ1
  • A 粉コショウ…1つまみ弱
  • A 山椒…1つまみ弱 ※あればでよい
  • A 醤油…少々~小さじ1/2
  • 卵黄…1個分

【作り方】

1.鍋にお湯を沸かしておく。小ネギは小口切りに刻んでおく。

2.キムチをみじん切りにして山盛り大さじ1用意する。

3.Aの材料をボウルに入れ、良く混ぜ合わせる。

4.ラーメンを茹で、ザルに取り湯切りし、

熱々のうちにボウルへ入れて良く混ぜ合わせる。

5.4をお皿に盛り、小ネギをかけて、卵黄を乗せたら完成です。

お好みでラー油を追加し、卵黄を絡めてお召し上がりください。

塩豚レモン油そば

【材料】

  • 中華麺…1袋
  • 豚バラ肉…2〜3枚
  • レタス…1〜2枚
  • にんにく…1かけ
  • 卵黄…1個
  • ◎粉末スープ…小さじ2
  • ◎ごま油…小さじ2
  • ◎みりん…小さじ2
  • ◎酒…小さじ2
  • ◎ゆで汁…大さじ1
  • ゴマ…少々
  • 黒胡椒…少々(たっぷりめ)
  • レモン…お好み
  • ラー油…お好み

【作り方】

1.薄くスライスしたニンニクと、◎の調味料をすべて耐熱容器に入れ、600wレンジで1分10秒チンします。

2.沸騰したお湯に、食べやすい大きさにカットした豚バラを加え、中華麺も加え、一緒に規定の時間茹でます。少し麺がほぐれたら、レタスも投入します。

3.麺が茹で上がったら、茹で汁大さじ1を1と一緒に混ぜ、さらに移します。

麺と具材はザルにあげて水気を切り、先に麺だけをたれの入った先ほどの皿に移します。

4.麺の上に具材を並べ、中央に卵黄付属のごまと黒こしょうを振り、中央に卵黄を落とします。レモンを添えるか、レモン汁をかけます。

5.最後にラー油をお好みでかけたら完成です!

(参照:https://tanakanote.com/butashiolemonaburasoba

4. まとめ

この記事では油そばについて紹介してきました。

普段お店では王道の油そばを頼みがちですが、自宅で調理することでいろいろな種類の油そばを楽しむことができます。ぜひお気に入りの味を見つけて油そばライフをエンジョイしてください。