パスタ
パスタって離乳食で出すならいつから大丈夫?簡単で美味しいレシピも紹介!
2022.06.03
離乳食も初期から始まり、中期・後期になります。
中期・後期からは形のあるものを食べる練習をします。
麺も最初はうどんからはじまり、他の麺料理も試していきたいですよね。
自分たちも良く食べるパスタはいつから赤ちゃんにあげてもいいものでしょうか。
今回はパスタを開始するタイミングや茹で方・大きさなどの調理方法から詳しい保存方法、お家にある食材で作れるパスタの食べやすいレシピ等もご紹介いたします。
1.パスタは後期以降にする
離乳食が開始して5か月ほど経ち、赤ちゃんも食べられる食材が多くなってきました。
中期ではうどんを始めた方も多いのではないでしょうか。
麺類はうどんや蕎麦、パスタ、中華麺など色々ありますが、麺の種類によって始める時期は様々です。
その中でも「パスタ」は初期・中期は控えましょう。
初期はすりつぶした物を食べますが、パスタを綺麗にすりつぶすのは難しいです。
赤ちゃんもまだ食事に慣れていないため、控えましょう
中期は食べることは可能ですが、赤ちゃん用のパスタを使用して5㎜程度に細かく切る必要があります。
パスタを始めるのであれば後期が一番おススメな時期です。
食事にも慣れてきて色々な物が食べられるようになってくる時期のため、柔らかく茹でて、短く切ってあげてみましょう。
2.パスタの基礎知識
パスタといってもスパゲティからマカロニなど様々な種類があります。形状もリボン型からツイスト、細長い棒状のものもあります。
また栄養素の違いもあります。
今回はパスタの基礎知識についてご紹介します。
(1)パスタの原材料
パスタの原材料は小麦粉ですが、うどんやそうめんの白さと違い黄色い麺の色が特徴です。色の違いは、使用されている小麦粉の種類の違いに違いがあります。
パスタに使用されている一般的な小麦粉はデュラムセモリナ粉という種類の小麦粉です。
現在は卵や野菜の粉末を混ぜることで見た目にも楽しいカラフルな麺も販売されています。
ただし、離乳食として使用する際は原材料をよく確認しましょう。
赤ちゃんがまだ食べたことの無いものが含まれていたり、アレルギーを発症する食品が入っていたりする可能性があるので購入する際は注意しましょう。
(2)パスタの栄養
パスタは主食のイメージする方が多いように、主な成分は糖質です。
しかし意外にもタンパク質も豊富に含まれており、白米と比較するとパスタのほうがタンパク質量が豊富です。
パスタの独特のモチモチとした食感は、パスタに含まれるタンパク質「グルテン」が多いためです。
また食物繊維も豊富に含まれています。
白米の0.8gと比べるとパスタには2.7gと約3倍の食物繊維量が含まれております。
食物繊維は便秘や腸内環境の改善、血糖値の上昇の低下に優れており、体内では重要な栄養素となっています。
パスタはソースをかけて食べることが多いため麺以外からの栄養も取りやすい食材です。
3. 離乳食のパスタの茹で時間と量 300
離乳食でパスタを使用する際は量と茹で時間に注意しましょう。
パスタは弾力のある食材のため、歯がそろっていない赤ちゃんにはまだ固い食品です。
そのため茹で時間は通常の記載時間の倍の茹で時間がおすすめです。
また、茹でる量も最初は少量からにしましょう。
中期では茹で上がった状態で50g、後期で60g〜80gを目安としましょう。
ただし、倍の時間茹でても硬い場合、口の中で長い時間咀嚼している場合もあります。
その際は中期でのパスタはまだ早いことを表しているため、後期までパスタはストップしておきましょう。
4.茹でたパスタは冷凍しておくと効率が良い
【参照】赤ちゃんの離乳食でパスタはいつから?1回の量は?茹で方や茹で時間、冷凍方法も紹介!
離乳食.ねっと
赤ちゃん用に茹でるパスタは通常より長い時間茹でる必要があるため、手間がかかってしまい面倒ですよね。
その際には多めに茹でて冷凍しておくのがおすすめです。
多めに茹でて1回分ごとに分けて冷凍しておけば食事準備の時短にも繋がります。
茹で終わったパスタを食べやすい大きさにカットして、ラップや専用の容器に小分けにして冷凍して保存が出来ます。
食べるときは自然解凍ではなく、レンジなどで加熱してからあげましょう。
冷凍期間は1週間を目安に使い切るようにすると安全です。
5.離乳食のパスタでよくある質問
「普段大人は深く考えずに食べているけど、赤ちゃんにはどうなのだろう」
離乳食でパスタを使うようになると様々な疑問がでてくると思います。
今回はそんな疑問を解決するために離乳食のパスタでよくある質問をまとめました。
(1)生パスタは大丈夫?
生パスタと普段食べているパスタの違いは最後の工程に乾燥がされているかどうかです。
生パスタは乾燥されていない分、水分量も多く含まれているため保存性に優れていません。
お店で手打ちしている生パスタはすぐに食べるため添加物などは含まれていないものが多数です。
しかし、スーパーで売っている生パスタは保存性や食感・香りを高めるために様々な原材料が含まれている可能性があります。
しっかりと確認してから購入しましょう。
また、生パスタは乾燥パスタよりもモチモチとした弾力のある食感が強いため離乳食の赤ちゃんには食べるのは難しいです。
(2)茹でるときの塩は控えた方が良い?
通常、パスタを茹でるときには塩を入れますが、塩を入れる理由も様々あります。
- パスタの歯ごたえを損なわずに茹でられるため
- アルデンテに仕上げるため
- ソースと絡みやすくするため
- 下味をつけるため など
しかし、離乳食を食べている赤ちゃんに重要なのは安全に食べられるかです。
塩を入れればもちろん塩分摂取量も高くなってしまい、身体への負担も多くなってしまいます。
食事を開始したばかりは塩分を控えることが無難です。
塩を入れて茹でるのはやめましょう。
(3)パスタの代わりにマカロニでも良いですか?
マカロニもパスタの一種ですので、使用しても問題はありません。
しかし、パスタ同様に中期から後期から開始するのが良いです。
使用する際には茹で時間や量、大きさにもパスタ同様に注意が必要です。
パスタ全体に言えることですが、パンがゆやうどんを食べてみてアレルギーなどの反応が無いかをしっかりと確認してから試してみましょう。
ツイストされているマカロニはフォークにも刺さりやすく、ソースも絡みやすいので赤ちゃんも食べやすいでしょう。
市販のマカロニは早ゆでと記載されているものもあるので時短調理をする際には便利な食材です。
6.【簡単おいしい】パスタの離乳食レシピ
パンやうどんも大丈夫だった赤ちゃんにパスタを試してみたいが、どのような味付けにしようかと悩む方もいると思います。
次はおススメのパスタの離乳食レシピをご紹介いたします。
洋風にも和風にもなるパスタレシピなので参考にして下さい。
(1)しらすとほうれん草のパスタ
離乳食でシラスを使用する方は多いと思います。
今回はシラス・ほうれん草を使用して彩もよく、パスタと絡めた献立になっています。
ほうれん草は多めに作って茹でて置いた物を使用すれば時短にもなります。
シラスは麺に絡めるのではなく、最後に上に盛り付けると硬くなりすぎず美味しくいただけます。
【材料】(2林分)
- パスタ…160g
- ほうれん草…1束弱
- シラス…二盛り
- 卵…1個
- 塩・胡椒…適量
- 醤油…適量
- サラダ油…適量
- かつおだし…適量
【作り方】
- ほうれん草を4等分位に切る
- フライパンでパスタを茹でる
- 火を切、パスタのゆで汁を捨てる
- 卵を割り入れ、パスタにカラメル
- サラダ油とほうれん草を入れ、火をつける
- かつおだし、醤油、塩、胡椒で味付けして全てに材料に火が通ったら完成
【参照】しらすとほうれん草のパスタ
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(2)ツナとマカロニのケチャップ煮
ごはんやパンを食べなれてきた赤ちゃんにおススメです。
ツナ缶を使用して炒めているため、味付けもコンソメのみでしっかりとした味付けになっています。
また、お好きな野菜を入れれば自分なりのアレンジが簡単に出来ます。
【材料】
- マカロニ…50g
- 玉ねぎ…1/4
- ツナ…1缶
- バター…5g
- トマト缶…1/2巻
- 赤ちゃん用コンソメ…1本
- ケチャップ…適量
【作り方】
- マカロニを柔らかめに茹でて、赤ちゃんが食べやすい大きさに切る
- 玉ねぎをみじん切りにする
- ツナを油抜きしておく
- 熱したフライパンにバターを溶かし、玉ねぎを入れ、柔らかくなるまで炒める
- トマト缶のトマト、ツナとマカロニを入れて煮込む
- 赤ちゃん用のコンソメで味付けして出来上がり。お好みでケチャップを少量足してもOK
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(3)しめじとキャベツの和風パスタ
普段お家にある食材で出来る簡単パスタメニューです。
味付けも出汁・バター・醤油だけで素材の味を活かしています。
パスタを初めて食べる赤ちゃんに向けて、優しい味のため抵抗無く食べてくれるでしょう
【材料】(1人前)
- パスタ…40~45g(茹で上がり量)
- しめじ…5本
- キャベツ…10g
- バター…小さじ¼
- 出汁…25㏄
- 醤油…2滴
【作り方】
- パスタは倍ほどの時間で柔らかく茹でる。しめじ、キャベツはクタクタに茹でて細かく切る
- フライパンでバターを熱し、焦げないうちに出汁、パスタ、しめじ、キャベツを入れ炒める
- 汁けが無くなってきたら、醤油をたらして、味を絡めて出来上がり
- 食べやすい大きさに切る
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(4)牛乳使用!鮭のクリームパスタ
牛乳を使用したクリームパスタです。
鮭の塩味が効いていてコンソメのみの味付けでOKです。
また、ピンク色の鮭が見た目も良くしてくれています。
最後にチーズを混ぜて余熱でトロッとさせることで濃厚さも加わり、赤ちゃんでも食べやすく美味しい一品になります。
【材料】(こども1人分)
- パスタ…お好み
- 鮭…お好み
- ほうれん草…お好み
- ベビー用コンソメ…1袋
- 牛乳…80㏄
- ピザ用チーズ(なくてもOK)…お好み
【作り方】
- フライパンでパスタを茹でる用のお湯を沸騰させる
- 沸騰したらパスタを茹でる。塩分は控えたい&鮭の塩分で十分なので塩は入れずに茹でる。(鮭とほうれん草も一緒に茹でる)
- 茹でたらざるでお湯を切る
- 茹でたパスタは食べやすい長さにカットする。鮭はほぐし、ほうれん草は細かく切る
- フライパンに牛乳、鮭、ほうれん草、コンソメを入れ中火にかける。
牛乳は沸騰すると膜ができるので注意が必要です
- 牛乳がフツフツし始めたら、茹でたパスタを入れ、さらに火にかける
- 再び牛乳がフツフツし始めたらお皿にあげ、ピザ用チーズをのせる。
- チーズをパスタの中にうずめ、余熱で溶かせば完成
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7.パスタは便利で美味しい離乳食!
パスタも使い方によっては赤ちゃんでも美味しく食べられます。
麺が好きな赤ちゃんはパスタも色々な味で進んで食べてくれると思います。
麺の茹で方や大きさ、保存方法まで色々なポイントが存在します。
赤ちゃんの食べ方や好みの様子を見ながら成長に合った食べやすい方法を探してご家庭ならではのアレンジした食事をあげても良いですね。
どんどん色々な食材を食べられるようになる子供の成長を楽しんでいきましょう。